ブルガダ症候群


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4.ブルガダ症候群の診断

公開日 2012年11月2日

以下の記述は、日本循環器学会・日本心臓病学会・日本心電学会・日本不整脈学会の2005-2006年の合同研究の報告書(QT 延長症候群(先天性・二次性)と Brugada 症候群の診療に関するガイドライン)からブルガダ症候群の診断に関する記述の一部を抜粋したものです。

心電図(V1 V2 V3誘導)の所見
分類 心電図波形
タイプ1 J点が2mm以上を示すST上昇
coved(弓状)型
タイプ2 J点が1mm以上を示すST上昇
saddle back(馬鞍)型
タイプ3 J点が1mm未満を示すST上昇
coved型かsaddle back型

タイプ1の心電図に次の項目の一つに該当する場合に「ブルガダ症候群の診断」がされます。

  1. 多形性心室頻拍・心室細動が記録されている
  2. 45才以下の突然死の家族歴がある
  3. 家族に典型的タイプ1の心電図がいる
  4. 電気生理学的検査によって多形性心室頻拍・心室細動が誘発される
  5. 失神や夜間の瀕死期呼吸を認める

心電図がタイプ2と3の場合は、薬物検査で心電図が典型的なタイプ1になった症例のみ上記の診断基準に当てはめている。


外来での検査(心電図、運動負荷心電図、加算平均心電図、心エコー、ホルター心電図)がまず行われます。
異常があった場合には入院して更に検査(薬剤負荷テスト、臨床電気生理検査(心臓カテーテル検査)、遺伝子診断、飽食試験(満腹試験))がされます。なお、検査全部が行われるわけではなく主治医の判断で実施する検査が決まるようです。

検査の結果、心室細動が発症する恐れがある場合は、除細動のためにICD(植込み型除細動器)植え込みが検討されます。

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